タービン流量計は何から構成されていますか？

タービン流量計は速度式流量計の一種であり、インペラ流量計とも呼ばれます。これは角運動量保存の原理に基づいています。

タービン流量計の構造を下図に示します。流体が配管内を流れるとき、タービンの羽根に衝撃を与え、タービンを回転させます。タービンの回転速度は流量によって変化します。流量はタービンの回転速度から算出され、二次計器で計数および表示されます。この信号は、瞬時流量および累積流量（または全流量）の両方を反映することができます。また、この信号は遠隔伝送用の標準信号に変換することも可能です。さらに、センサーから出力されるパルス周波数信号はコンピュータと個別に使用することもでき、流量計に代わって流量表示計器を使用して密度、温度および圧力の補償を行い、流体の体積流量または質量流量を示すことができます。これは現在利用可能な流量計の中で、より成熟した技術を持つ高精度の流量計の一つです。

コンポーネント
タービン流量計は通常、整流器、計器部、センサーおよびプリアンプで構成されています。

整流器は、流量計の上流側の配管に設置され、渦流や偏心流などの非軸対称性を有する流れや脈動流を除去または低減する装置です。インストラメント部とは、整流器、上流および下流の直管部、そして流量計を含む配管区間のことを指します。
センサーは、ローターの回転を電気信号に変換する装置です。タービン流量計において流体速度を検出するタービンおよびそのアセンブリ（前方および後方のガイドフレーム、軸受、ハウジング、プリアンプを含む）は、一般的にタービン流量センサーと呼ばれます。
プリアンプは、センサーからの電気信号を増幅および整形して出力信号を生成します。この出力信号の信号処理および変換部分は、二次計器または表示計器と呼ばれます。